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割合【小学生】の教え方を考えてみた。

さて今日は勉強小ネタ。

小学生の算数の難関といわれる「割合」です。

姉の時も苦労したはずですが、どうやって教えたか忘れてしまいました。

せっかくなので、この手のネタは記録を残しておこうと思います。

算数が苦手な子供をお持ちの方の参考になれれば幸いです。

割合に必要な基本の換算

まず、分かりにくいのが、割合ででてくる

「小数」 「%」 「○割△分□厘」

です。まずはこれらの変換をすらすらできるようにするのが第一段階かと思います。

1=100% ⇒ 全部

0.1=1/10=10%=1割 全部を10個に分けた1個、全部を100個に分けた10個 

0.01=1%=1分 全部を100個に分けた1個

この関係をなんとか頭に叩き込んでもらいましょう。

これは、10問ぐらいの問題を紙に作って、繰り返し繰り返しやらせればなんとかなりそうです。

0.604は何%?

0.020は何割何分何厘?

のような、0を入れた意地悪い問題を入れるのが効果的です。

もとにする数とくらべる数??

割合を非常にに分かりにくくしているのが「もとにする数」と「くらべる数」だと思います。

「もとにする」=「割合でいう全部」のこと。数なら1、%なら100%。

ここで、ちょっと前にやった

「○」は「△」の「□倍」

の応用を考えました。

俺の教え方は、「○」は「△」の「□倍」とあったら、「△」の「□倍」は必ずかけ算になるというもの。

○ = △ × □

ってことですね。

で、分かっているところには、数字、分かっていないところは□にして□を求めるという方法。

理解して欲しいのは、ここでいう「△」が「もとにする数」ということ。

で、「何倍」っていうのも割合の一種で、全く同じだということ。なのですが、これは理解が難しいみたい。今、頑張り中です。

とにかく「もとが何か」が分かるかどうか

一緒に問題を眺めて、基本的な問題ならこれでいけそうかなと思った教え方を以下に示します。

1 「もと」と「割合」が何かを把握する。

とにかくこれにつきます。これが正しく把握できれば出来たも同然。問題はどうやって「もと」を把握するか。

パターン1 そのまま書いてある場合

「〇」をもとにした時・・・

「〇」に対して・・・

「〇」を1とした時・・・

「〇」と比べて△%増えた・・・

のようなパターン。これの「〇」が「もと」です。確実に把握できるように教えましょう。

パターン2 「△」は「〇」の「□倍」パターン。

いつもお世話になっている「とある男」葉一さんが「もの%」と命名していました。

「なんとか」の「何%」

「なんとか」の「1/3」

「なんとか」の「0.2」

「なんとか」の「3割」

のような場合。割合の前の「の」を把握できるかどうかが勝負。この割合の前の「の」の前が「もと」です。慣れてくると出来てきますが、最初のころは、全く関係ないところの「の」を捕捉してきますので、根気よく教えてください。

ポイントは

割合の前の「の」

です。最重要です。

これができたら、残っている項目が「くらべる」です。

2 割合が%や何割何分何厘の場合、整数や少数にする。

これも大事。最初のころは、37.5%をそのまま37.5でかけ算しようとしますので。

3 「もと」×「割合」= 「くらべる」の式を必ず書く。

3つのうち、何が分かっている数字で、分かっていない数字がなんなのかを考えます。それで分からないものを「□」にします。

そこで、再び最重要。

「もと」×「割合」= 「くらべる」

の式を必ず書くこと。

「も」かける「わ」、「も」かける「わ」、「も」かける「わ」・・・を連呼して刷り込みます。

この掛け算を書いてから、ゆっくりと分からない□を割り算で出すことを徹底させています。

隙をみせると、すぐに一発で割り算を書きたがります

まあそうすると当たったり、当たらなかったりというスパイラルに陥る気がします。

こんなのでどうにかなるといいのですけどね。頑張れ、娘。

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