注意
はじめての方へ
年明け早々、子供がスマホを水没させ、次の日には自宅のノートパソコンが瀕死状態。さらにファンヒーターは換気エラーでピーピーうるさい。
さらには旅行でスキーに行けば、スキー靴を履こうとした瞬間、バックル部分がベキッと割れちゃいました。。
なんだか呪われたような1月上旬。しかし前向きな私、パソコンとファンヒーターはなんとか復活させましたよ。
今回は大好評(?)のファンヒーターネタの5回目。ついに気化器に手を入れてみました。
毎回書いていますが、参考にしていただくのはいいのですが、火はホントに恐いので自己責任でお願いしますね。
ダイニチ ファンヒーター【FW-477LX】の気化器を分解して掃除してみた【その5】
今シーズン2回目の水抜き作業を行ったのが2017年1月15日の朝。日本海側は大雪で、関東もめちゃめちゃ寒い朝です。
で、1月15日はなんとなく調子良かったのですが、翌1月16日の朝、再び「ピーピーピー」という換気サイン。。。
もうこれは気化器を分解してみるしかないと判断。有休を取って休みだったこともあり、いっちょやってみることにしました。
もしファンヒーターが逝っちゃったらすぐに買いにいけるようにと、朝飯後、すぐにWEBで予習し作業開始です。
ダイニチ ファンヒーターの気化器の分解の予習
参考にさせていただいた情報は以下。みんな苦労しているんですね。
石油ファンヒーターが故障したので修理してみた(点火不良) ダイニチ編
《DIY》ダイニチ製の石油ファンヒーターが「エラー E03」が出て動かないので修理しました。
予習の限り、気化器自体を取り出すところまでは簡単そうです。問題は気化器の中からニードル等を取り出すところでしょうかね。
付着したカーボンはガスコンロで焼くのもいいみたいですが、なんか恐いのでヤスリで落とすことにしました。
ではいってみよ~!
ダイニチ ファンヒーター【FW-477LX】の気化器の分解・洗浄
まずは電源を抜き、燃料タンクを外し、ラップで燃料部分をおおうことにしました。臭いので。
で、いつもどおり外側をあけて、遮熱板を外します。そんで10mmレンチで2ヶ所の燃料供給パイプの部分を外します。この2か所。
外した図。
次に気化器から出ている配線3つ(赤・黒、白の細いやつ、白の太いやつ)を、結束バンドから外し、基盤からも抜きました。
そんで、気化器を止めている2本のネジを外し、手前に抜くような感じで動かすと無事外せました。
まずは、気化器を押さえているネジを外し、コイルのようなやつから気化器を引っこ抜きます。
取れました! そしてここからが緊張の勝負。矢印部分をプライヤーで頭をぐりぐりとひっぱってみます。飛び出すことがあるらしいのでゆっくりと。
出てきた順番に並べておきます。バネの向きも注意注意。結構灯油臭い。当たり前か。
そして問題のニードル部分。ふっても少し動くもののなかなかでてきません。とはいえ、ラジオペンチで強くつまむのも曲がりそうで恐い。
しばらくシャカシャカふったり、ひっぱったり、綿棒をつっこんだりしていたら、だんだん出てきました。
そしてついにご対面!
きったね~~~!!
なるほど、これが5年間蓄積した汚れってことかあ。しかしこんなになってしまうのね。不純物が多いのかなあ。
留めているワッシャーを外してから掃除しようと思いましたが、なかなか取れないので無理をせずそのままにしました。曲げちゃったりしたら大変ですし。
ではさっそく紙やすりでこすって汚れを落としていきます。迷ったのが先端部分。あまり強くやりすぎて曲げちゃったら大変です。でも汚れがついたままにするのもなんだか嫌。なので、だいたい適当な感じに先端もこすりました。
完成。こんな感じ。
気化器の内側は、キャブクリーナーなどの溶剤を使って洗うべきらしいのですが、そんなものはないので、今回は綿棒でぐりぐりするだけにしました。
参考にさせてもらった方が使っていたクリーナーはこちら。
では逆の手順で組み立てていきます。押さえ金具をううまくつけるのが少し難しかったですがなんとか復活。
全部組み立て完了。これで復活でしょう。
ファンヒーターに赤い炎が!
では再度点火!!!
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ん、なんかパワーが弱い気がします。で、火が青くなりません。赤い炎状態です。
特に止まってしまうわけではないですが、がんがん設定温度をあげても温度が上がりません。。
ヤベー、こりゃやっちゃったかな、と思い焦りつつ、再度分解です。。トホホ。。
再度のファンヒーターの分解
再度、気化器を外し、ニードル以外の部分も含め、なるべくキレイにしてみました。ちゃんとチクチクしているので大丈夫とは思うのですが。。
さらにせっかくなので、灯油のフィルター部分も外してチェック。ホコリを発見しましたがフィルター自体はキレイです。
それで再度セッティング。今度は全部組み上げる前に、フロントを開けた状態で点火してみました。
結果・・・
青い火が!!
この時点でお昼休憩。そのままにして外に坦坦麺を食べに行きました。
で、、帰宅。もう大丈夫と思い、全部組み上げて点火!
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まだ赤い炎が。。1回目より少し青くなった感じはするものの、これはいけていません。温度の上がりも悪いです。
調べてみると酸素不足の時は赤い火になってしまうらしい。
ファンヒーター改造 → 一酸化炭素中毒で死亡事故
なんて恐い想像が頭をよぎります。。
むーん、これは新しいのを買わなくちゃダメかなあと思いつつ、とりあえず再度開けてみることにしました。
3回目のファンヒーターの分解
なんで赤い炎になってしまうのか。。酸素不足ってことは空気が足りないってこと。カーボンを除いたので燃料が出すぎて空気が足りない?? うーん、分からん。。
で、とりあえず再度、遮熱板を取った状態で点火してみます。
キレイな青い火です。数分燃やし続けても安定しています。
ってことは前方を開けた状態では酸素も問題なくいい感じということ。
じゃあ遮熱板をつけたらどうなるか。遮熱板だけをつけて再度点火。
うーん、板をつけると火が赤くなる感じ。酸素不足か?
ここで、ふと思い「のぞき窓」のガラスみたいなやつを外してみました。空気がよく入るかなと思って。
そうすると、うまいこと青い火をキープしています。いいぞ。
しかし、このままだと風にあおられた炎が最悪ファンヒーターの外にでてくる可能性もあり恐い。
さてどうしようか考えながら、「ガラスみたいなやつ」を掃除した後、戻してみたら・・・
あれ、青い炎をキープしてる!!
なんだかよく分かりませんが、見事に復活しました。
まだ2日しか経っていませんが、換気エラーはもちろん出ず、心なしかパワーが上がった感じがします。
今回のファンヒーター対策のまとめ
ぶっ壊しちゃったかなと思いきや、なんかよく分からないうちに戻りました。戻った要因が「のぞき窓のガラスみたいなやつの汚れ」なのかもしれませんが、ちょっと考えにくいです。
はっきりとは分かりませんが、気化器の洗浄後、一定時間燃やしたら安定したりするのかな、なんて思いました。
「ガラスみたいなやつ」は紙やすりでこすっちゃったら、完全に曇りガラス状態になってしまいました。。まあいいや。
今回、気化器をばらしてみて、あくまでこの機種限定ですが、気化器を含めたメンテさえちゃんと続けていけば何年でも使い続けていけそうな自信がつきました。
・・・なんて書いたらすぐにダメにしちゃうかもしれませんけどね。
以上でレポートを終わります。
繰り返しますがこの記事と同じことをして何らかの事故が起こっても責任はとれません。ファンヒーターの中をいじるにあたって、ちょっとでも不安がある場合は止めたほうが良いです。今回、私もかなりビビりましたし。あ~良かった。
ファンヒーターのその後の状況
【2017年1月20日追記】
気化器を掃除して見事復活させたのが1月16日。
その後、3日間は完璧に動いていた我が家のファンヒーター。
しかし掃除後4日目の1月20日の朝、私が起きてくると早起きして弁当を作っていたカミさんから
「また、換気が出て止まったよ」
と・・・
まさに
「「換気」は続くよどこまでも~♪」
といった感じ。
前も少し書きましたが、気温がぐっと低い時に、湿度が高くなると換気エラーが出る感じがします。
寒い朝に、炊飯器や調理で水蒸気ががんがん出ている場合とか。
とりあえず今日は1回だけだったみたいなので、こんな感じならば、換気エラーともうまくつきあっていくしかないのかもしれません。腰痛みたいに。
とにかく「換気エラーの連発」にならないことを祈るのみですわ。
仮に買い替えるならまたダイニチの同じタイプかな。買いたくないですが候補は考えておくことにします。
【追記さらに続報として「まとめ」を書きました!