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石油ファンヒーターにフューエルワンじゃなくゲルホーン3+を入れてみた。【換気エラー対策その16】

注意

この記事は自分でファンヒーターを分解・修理した記録です。ファンヒーターの分解は火災の原因になる可能性のある非常に危険な作業なので、実施する場合はくれぐれも自己責任でお願いします。少しでも不安な場合は絶対に無理せずメーカー等に相談してください。

はじめての方へ

ファンヒーター修理のネタはこれまでたくさん書いています。これまでの流れが分かるように「まとめページ」も作成していますので、はじめての方はまずは「石油ファンヒーターのエラーの全記録」を見ていただくと、全体の流れが分かると思いますのでぜひ。

東京も大雪が降り、それ以降めちゃめちゃ寒い日が続いています。

そして我が家のファンヒーターもこの強烈な寒さのせいか、換気サインからのE13エラーを大連発!

昨年同様、やはり朝に暖かくなってきた時にエラーで止まります。カミさん大激怒!

新品購入コールが起こる中、ついに気になりまくっていた燃料添加剤「ゲルホーン3+」を買ってしまいました。

「最終兵器」と言い切ってしまった以上、これでもダメならついに新品を買わねばならない状況。

さてどうなることやら。

石油ファンヒーターにフューエルワンではなく燃料添加剤【ゲルホーン3+】を使ってみた。

前回からの展開

2018年1月14日に簡単なフレームロッド研磨でもE13エラーは収まらず、1月16日に寒い中、水抜き作業を敢行。

これで「最低2週間はもつよ」などと、家族に偉そうに言うも、数日後には再び「換気→E13→HHH」のトリプルコンボで面子丸つぶれ。

まとめページを見返すと、

「一年前と全く同じやんけ」

という状態です。

エラーは基本朝のみで、20℃近くになってくると発生します。これも今までと全く同じ。

しかし大雪が降った2018年1月23日以降の1週間は強烈な寒波襲来。

あまりの寒さのせいか、ついに朝だけではなく昼間にもエラーが出始めたとのこと。

というわけで、最後の切り札になるかと「ゲルホーン3+」を注文してしまいました。

しかし、持ち越し灯油を使用したとはいえ、数ヶ月の使用で気化器に汚れが蓄積しているものなのでしょうか。

それともコメントいただいた灯油を送るラインの汚れかもしれません。

買えば、1~2万円の製品であり、ここまで苦労して延命させるのもなんなんですけどね。まあ楽しいんだもん。。

石油ファンヒーターにフューエルワン

我が家のオンボロ車では効果を実感している燃料添加剤「フューエルワン」をファンヒーターにも使ってみることも考えました。

しかし当然ですが、メーカーはもとよりどこも非推奨の行為。またどのくらいの量が適当なのかも分かりません。

なのでうじうじ躊躇していた時、「灯油にも使える燃料添加剤」として見つけたのが「ガソリン添加剤「ゲルホーン3+」です。

使用量もしっかり書いてあります。これは安心感があります。

しかしホントに灯油に入れてファンヒーターは大丈夫なんでしょうか。火を吹いたりしたら超恐い。。

また、添加剤が気化器などの汚れを落とすと、汚れがバーナーの方に噴出してくる、みたいなコメントもいただきました。

さてさてどうしましょうか。。。よし、分からないなら聞いてみましょう。



ゲルホーン3+の販売元に聞いてみた。

ひとまず実験する前にメールで聞いてみることにしました。そしたらすぐに返事をいただけました。ブログでの公開もOKとのこと。以下がやり取りです。

Q:1/2000の量を灯油に添加して石油ファンヒーターで使用するつもりだが、安全上問題はないか? 高温になりすぎる、有毒ガスが出るなどの危険性はあるか?

A:安全上、全く問題ありません。むしろ完全燃焼を促し、有毒ガスの発生は少なくなります。

Q:スラッジを落とす効果があるとのことだが、石油ファンヒーターの場合、除かれたスラッジはどうなるのか?

A:スラッジは本来であれば燃えてしまい、空気中に放出されるものです。燃料と同様に燃えてしまいます。

Q:不調時だけではなく、毎回使用した方が使い方としては望ましいか?

A:本来であれば毎回ご使用いただく方が良いです。添加割合は大変少ないので、経済的にも問題は無いと思います。むしろ毎回ご利用いただいた方が燃費が良くなり、経済効率は上がります。

とのこと。

また、いいことも悪いことも忌憚のない意見を書いてください、とのことでした。ランドマスタージャパンのご担当者様、迅速丁寧なご回答、ありがとうございました!

ゲルホーン3+が届いたぞ

今回もamazon。価格は200mLで4,536円。まあ安くはないです。

箱の裏面の説明。

計量カップがついてます。でもファンヒーターの場合、灯油タンクが9Lなので、適正量は4.5mL。このカップじゃ測りにくいね。

ゲルホーン3+

臭いはなんというかいいような悪いような。。形容しにくい臭いです。

添加剤を入れる前の気化器の状況

フレームロッドの研磨と水抜きはしたのにここまでエラーが続くということは、気化器が怪しいです。今の気化器は2017年の3月に装着した新品です。それで持ち越し灯油にさらされて今に至っています。

で、作業は2018年1月27日。まだ外には大雪の氷がたくさん残ってる寒い朝です。

この新品の気化器を開けるのは初めてですがどうでしょうか。

ふむ。ニードルはまあまあの汚れです。

そして筒の中。分かりにくいですが、そこそこ汚いかな。

ゲルホーン3+の添加剤の効果をみるなら、ニードルも汚れているまま実験して「燃料添加剤のスラッジ除去効果」を検証すべきでしょうが、とりあえず状況を回復させ、カミさんの怒りを回避するというミッションもあります。

なので、ニードルは前回同様、キッチンのコンロでカーボンを焼いてキレイにしました。これだけでもとりあえず少しは回復するでしょう、多分。

そして再度組み直してチェック。問題ないようです。うし。では次。

ファンヒーターに燃料添加剤「ゲルホーン3+」を入れてみた。

家の中を探したら、昔、子供が液体の薬を飲むのに使用したシリンジがあったので、これを使って4.5mL測ることにしました。

撮影は勉強中の下の子供。邪魔してすまん。

タンクを満タン(9L)にした後、ゲルホーン3+を投入!

ではドキドキの初点火です。

気化器を開けたので最初少し白い煙などは出ましたが、安定した青い炎で特に問題無し。ひとまず安心。火事になることはなさそうです。

ゲルホーン3+のファンヒーターへの効果は?

さて私も皆さんも気になるファンヒーターへの燃料添加剤の効果はどーなのよってとこです。

とりあえず、がんがん燃やしてみました。ファンヒーターの前に座って様子を見ていての第一印象は

なんか今までより熱くね?

っていう感じ。

本体が熱いわけではなく、吹き出してくる熱風がこれまでよりもやたら熱い気がしました。

これが「燃焼効率」が良くなったってことなのか、それとも気のせいなのか・・・ 正直分かりません。すいません。

下の子供は俺の意見に同意してくれましたが、カミさんはあまり違いを感じないと。チッ!

まあ、同時に気化器のニードルも掃除しているので、仮に良く燃えるようになっっていたとしても、本当にゲルホーンの効果なのかは現時点では分からないのが実情です。

これがホントのファーストインプレッション。

添加剤で換気やE13エラーはなくなったのか?

そして何より肝心なのは換気やE13エラーがなくなったのかどうか、です。

作業当日の2018年1月27日の日中は全くエラーは出ませんでした。

しかし「換気」やエラーが出るのは、基本的には寒い朝。

現在、2018年1月28日(日)の朝5時40分。朝4時半から起きて「換気」が出るか、検証しつつ文を書いてます。

まあエラーが出なくなったとしても現時点では気化器の清掃のおかげか、ゲルホーン効果かは、断定はできないんですけどね。

今現在、60分ほど運転して10℃の部屋が19℃まで上がってきました。いつもなら「換気」の時間ですが、今日は大丈夫そう。

この後はまた追記していく予定です。お楽しみに。

とりあえず現時点では、ランドマスタージャパンさんの見解を信じ、私はゲルホーン3+を推したいと思います。

ご協力のお願い

もしゲルホーン3+を試してみようと思った方にはぜひお願いです。

ゲルホーン3+を入れる前後での「熱さ」のご意見をぜひコメントください。自分の感覚が気のせいなのかどうかが気になりまして・・・

換気エラーが無事に出なくなれば、当面は給油の際にゲルホーン3+を入れ続け、最終的にまた気化器を開けて「汚れがどうなったか」の写真を撮りたいと思います。ピカピカになってたりするのかな? 楽しみ。

でもそれよりなにより当面はE13の撲滅が最優先ですけどね。

ファンヒーターのその後の状況

【2018年2月1日追記】

さて、1月27日に気化器のニードル洗浄、そして燃料添加剤ゲルホーン3+を投入して約5日経過。

ひとまず換気サインやE13エラーは全くでていません。いい感じです。

しばらくの間は、18L購入した灯油にゲルホーン3+を9mL先に入れてしまうことにしました。

「熱風の熱さ」については、最初程感じなくなりました。でもやっぱり以前よりはやや熱風は強いような気がします。

その他、感じたのは、一定温度を保っている時の挙動です。我が家はだいたい20℃設定なのですが、20℃をキープしている時の動きが今までは

「ぶぅ~ぶぅ~」

という感じだったのですが、燃料添加剤を入れてからは

「ぶぅ~~ん、ぶぅ~~ん」

という感じに、長くなった気がします(伝わるかな?)。

といったところがセカンドインプレッションでした。

今日から明日にかけてまた雪予報。寒い朝でも「換気」を出さずに耐えて欲しいものですわ。

【2018年2月3日追記】

ファンヒーターに添加剤を入れて1週間。添加剤の効果なのか、気化器を掃除したからなのかはまだ不明ですが、非常に順調で平穏な日々を過ごしています。いいぞ、いいぞ。

とりあえずこのまま灯油購入時にゲルホーン3+を投入を続け、次のエラーが出るまでは様子を見ることにします。

気化器系が問題なければ、次のエラーはフレームロッドかな?

とりあえず今季も新品購入は免れそうな雰囲気。頑張れ、俺。

【2018年2月8日追記】

2月6日の朝、急な換気からのE13エラーが! なんてこったい。

やはり冷え込んだ朝で灯油が空に近くなってきた時でした。そんで部屋があったまってきた時ね。いつも同じ。

とりあえず給油したらその後は治まりました。当面はタンクをなるべく空っぽにしない作戦で乗り切りたいと思います。なんとか1ヶ月ぐらいは平穏に暮らしたいぞ。。

【2018年2月20日追記】

2月6日に一度エラーが出た後は再び平穏の日々が続きました。

その後、2月19日の朝にエラーまではいかない「換気サイン」が。灯油が減ってきていたので給油したら治まりました。

そろそろ一度フレームロッドの研磨はした方がいいかもしれませんね。

【2018年3月24日追記】

順調です。

「寒くなりそうな時はなるべく灯油タンクを空にせずにこまめに給油する」作戦を心がけていたからか、それとも「ゲルホーン3+」効果なのか、分かりませんが、1ヶ月以上換気もE13エラーも出ていません。

桜も咲いて、だいぶ暖かくなってきたので、今シーズンも無事乗り切れそうです。今年は「持ち越し灯油」が出ないように調整しないとね。

シーズン終了したら今年こそ、しっかり掃除して来シーズンに備えます。誓います。

【2018年7月1日追記】

シーズン終了。ゲルホーン3+の効果を確認したいと考え、気化器を分解してみてみました。以下からどうぞ。

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