マンガワンの全巻一気コーナーで、松本大洋さんの「ピンポン」が公開されました。
確か、大昔に読んだ気がするのですが、忘れちゃっています。
いい機会なので一気に読ませていただきましたよ。
漫画「ピンポン」とは?
松本大洋さんの代表作。他には「鉄コン筋クリート」でも有名です。
以下、Wikipediaより引用したあらすじ。
ペコとスマイルは、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染。ペコは卓球が強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と渾名した。内気で無口だが卓球は強い。
2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。
そしてインターハイが開幕した。
まあ、この通りなのですが、さらに幼馴染の「アクマ」など、出てくるキャラクターがみんないいです。
絵柄が独特なので、受け付けない人(特に女性)もいる気がしますが、それを超えて読んでみることをお勧めします。特に運動系の部活に入っていた人は、涙腺を刺激するポイントが多いかと。
あと、脇役ですが共感できたのが「キャプテン太田」。
卓球のような個人競技で、すごい実力をもつ後輩が入ってきた時の難しさに共感しちゃいました。
自分は「普通の高校生の部活」でいいのに、そうもいかなくなってきてチーム内がバラバラになってきて・・・
この漫画のいいところは、上手い人も普通の人も否定していないところだと思います。「キャプテン太田」はその象徴のような。
ピンポンは映画もアニメもある
漫画「ピンポン」を原作として、アニメ化や実写映画化されています。
マンガワンのコメントを見ると、映画もアニメも原作に忠実で全て成功したレアケースだ、みたいなことも書かれていました。
そんで、amazonプライム会員である私、プライムビデオで検索してみたら、映画が無料で見れることを発見。
早速見てみました。
主演のペコ役は窪塚洋介。確かもう俳優は止めちゃったんでしたっけか。
脚本は今を時めく宮藤官九郎ですね。僕の大好きな「あまちゃん」の脚本家です。
内容は原作に概ね忠実で、決め台詞もバシバシ出てきます。
しかし、個人的にはマンガの方が良かったですね。あの独特の絵柄だからかなあと思います。
それと上述した「キャプテン太田」役の人、どこかで見たことあるなあと思ったら、あまちゃんの北鉄の人でした。荒川良々さんですね。
調べてみたらあまちゃんより10年以上前でした。若い。
アニメはアニメでかなりいいらしいので機会があれば見たいですね。
しかしamazonプライムは便利すぎる。この便利さに慣れちゃうと戻れなくなりそうなのが恐いです。