注意
はじめての方へ
今シーズンの最重要任務となっているダイニチファンヒーターの換気エラーとの戦い。
前回「まとめ」を書いてしまいましたが、再び「換気エラー」の逆襲を受けています。帝国の逆襲並みに厳しい攻撃。
そろそろあきらめて新品を買おうというカミさん。しかしまだやり残したことはあるはず。
ここでこのままあきらめるのは悔しい。悔しすぎる。
逝っちゃったらその時はその時。再び戦いに赴きます。強大な帝国軍(換気エラー)に挑むルークスカイウォーカーの如く。
毎回しつこく書きますがファンヒーター内部の修理はオススメしません。自信がある方に参考にしてもらう分には構いませんが、火災や事故につながる可能性もあります。それを認識し自己責任でお願いいたしますね。
最近の換気エラーの動向と対策
2016年後半から2017年2月に至るまで、フレームロッド、完全水抜き、そして気化器の清掃などを行ってきましたが、対策後、早くて1日、遅くとも4日後ぐらいには「換気エラー→E13で停止」のお決まりのコースです。
それも一番「暖」が必要な朝方に起こるので、弁当作り中のカミさんの怒りが頂点に。まあ、これはどうでもいいか。
やり残したかもしれない対策
やり残したかも、というのは2点。気化器の筒と油フィルターです。
気化器については、2017年1月16日に初めて気化器の内部をバラしてニードルの方は一応キレイにしたものの、筒の方はちょっと綿棒でこすった程度で、ほとんど掃除ができていませんでした。
初めて気化器を掃除した過去記事は以下。
-
ダイニチ ファンヒーターの気化器を分解して掃除してみた【その5】
ニードルを清掃し、筒はあまり掃除しなかったのに一応復活したっぽかったので、そのままにしたわけですが、少し経つとやはり換気エラーの再発です。
ってことは気化器の筒の汚れがエラーの原因になっている可能性は充分に考えられます。ここまできて、気化器の筒を掃除しないで終わると悔いが残りますし、原因がはっきりしません。
よって、再度、ファンヒーターの気化器を分解・洗浄を行うこととしました。
WEBで先輩方のブログなどを拝見していると、ニードルはバーナーで焼く、気化器の筒はエンジンコンディショナー、キャブクリーナー、パーツクリーナーなどで掃除している模様。
多分皆さん、車やバイクに詳しく、内部の掃除に慣れていらっしゃるものと思われます。
しかし、私は車もバイクも乗ることはできますが、本格的なメンテナンスなど全くの未経験。よって、エンジンコンディショナーなどは全く持っていません。
買ってもいいのですが、あまりにたくさんあってもしょうがありません。しかし悔いは残したくない。さあ、どうするか。
エンジンコンディショナー等ではなく、電源を直結して空焼きしてカーボンを焼き切るという技を紹介している情報も見つけました。またはバーナーみたいなやつで、あぶればいいのかなとも思います。うーん、悩む。。
とりあえず再度バラしてみてから考えることにしました。
ダイニチファンヒーター 気化器の分解・洗浄
時は2017年2月11日(土)。建国記念日ですね。鳥取で大雪のニュースが流れています。東京は晴れているけど寒い。。
気合いを入れて起きたのは5時15分。ファンヒーター点火!
約25分後、来ました換気エラー! そして「E13」でストップ。気化器掃除を行う肚が決まりました。
さて始めます。分解手順は過去記事通りなので省略。
先人の情報を参考にコードは画像のようにまとめておくことにしました。
1 気化器のニードルの掃除
先月掃除したばかりですが、再びうっすらカーボンの付着があります。これは多分筒の汚れを取ってないからでしょう。
前回はヤスリでけずっただけでしたが、今回は勝負どころですので、バーナーでカーボンを焼き切るというのをやってみることにしました。
最初はワリバシでニードルをはさみ、台所のガスレンジへ。ガスの火でおっかなびっくりあぶってみます。
・・・なるほど。黒い汚れがキレイになくなります。これは面白い。これが「焼き切る」ってことかと納得です。
画像は分かりにくいですが、先っぽがキレイになっていて、真ん中はまだ汚れています。
この後、しっかりあぶってほぼ全部の汚れを落とすことができました。ニードルはこれでOK。
※熱した後、水につけるのは厳禁らしいです。自然冷却で。
2 気化器の筒の掃除
さて本番の気化器の筒部分です。
分かりにくいですがやっぱりめっちゃ汚れています。細くなっているところからの先の部分が汚い部分。さてどうするか。
小さいバーナーであぶることも考えましたが、他の配線とかも燃えてしまいそうで恐い。よって筒のカーボンを焼き切ることはあきらめました。
そこでホームセンターに走り、買ってきたのがエンジンコンディショナーとブラシ。
エンジンコンディショナーは980円、ブラシは118円。もうファンヒーターで出費はしたくないところです。
気化器をタライにたてかけて、エンジンコンディショナーを注入。独特の臭いがします。私は嫌いな臭い。しかし臭いに負けずに頑張る私。
綿棒でこちょこちょとやるとこんな感じで汚れが。
買ってきたブラシは太くて肝心の細い部分には入らないのであきらめました。代わりを探したら、金魚の沪過機を掃除するために買った小さいブラシを発見。最終的にはコイツの先端をカットして使いました。まあまあ使えました。
エンジンコンディショナーを入れては掃除、入れては掃除、を繰り返します。ボロ布にトントンと叩くと汚れがでてきます。
この作業の注意点をいくつか。
・入れすぎると漏れて他の部分に付着する。
当たり前ですが・・・ 私は下の画像の被膜の一部を溶かしてしまいました。また、白い配線を覆っている部分にエンジンコンディショナーが付着しちゃって臭いのなんの。。最終的には揮発したので大丈夫でしたが。。
・綿棒のすっぽ抜けに注意。
綿棒が一番フィットするので細い部分にもぐりぐり突っ込んで汚れを取っていたら、案の定、綿棒の頭がすっぽ抜けて詰まりました。先は細いのでこれが取りにくい。。一度はあきらめかけましたが、掃除機に細い管をつけて吸引したりして、なんとか取り出せました。超焦った。
・とにかく臭い。
これはいわずもがな。屋外の換気のいいところで作業しましょう。私はベランダで作業しましたが、お隣さんに文句を言われないか少しドキドキ。大丈夫でしたが。
てな感じで浸けておいたり、こちょこちょしたりを繰り返し、まあこれでいいだろ、と終わりにしたのがこれ。
最後はなるべくエンジンコンディショナーを除去し、軽くドライヤーで熱して揮発させてみました。
そして再度装着。試運転です。しばらくはエンジンコンディショナーが燃えると思われるので部屋の中ではなくベランダで。
最初、白い煙が出るものの問題なし! よしこれでOKか、と思ったら、E03エラーで突然の停止。再度、やるも同じです。むむ~。
見ていると、青く燃えている火が急に赤い火になってエラーが出ている模様。これは内部の汚れや付着したエンジンコンディショナーが出てきた際に燃えているものと推測。焦りつつもひたすら30分ほど燃やし続けると、安定してきました。いやいや焦った焦った。
ってことで気化器の清掃は終了です。
油フィルターの交換
油フィルターは完全水抜きの際に、ボロ布やティッシュでぬぐってはいます。それでドライヤーで乾燥させてはいるのですが、汚れも多く劣化して水が抜けやすくなってしまっている可能性もあります。
完全水抜き後、数日経った寒い朝方に「換気エラー→E13」が出るのも、タンク内の結露水がフィルターを通過してしまうこともあるのかな、と。分かりませんが。
なので、悔いを残すのも嫌なので、新品の油フィルターを購入しました。500円程度なので許容範囲。
今回私は、早く入手できそうなビックカメラの通販を利用。ポイントもありましたし。
使用中フィルターと新品フィルター。そりゃ違うよね。
それとここまでやったので懸念はすべて潰しておきたいところ。最後の懸念は灯油ポリタンク。灯油が入ったまま、一夏越してしまったこともあったり、継ぎ足し継ぎ足しで今に至ります。ウナギのたれじゃあるまいし。
微妙に残っている灯油に水や不純物が入ってしまっている可能性もあるので、ガソリンスタンドに行く前に完全に乾かしてみることにしました。
灯油ポリタンクを逆さにしてます。
ここまでやって、新品のフィルターを装着する際、完全水抜き、そしてフレームロッドを再度ヤスリがけすれば、俺ができることはもう終わりかと。
まだ灯油がなくならないので新品フィルター装着は明日以降ですね。
「灯油の水混入関係」ではここまでやれば「我がファンヒーターメンテに一片の悔いなし!」です。ラオウです。
【2017年2月13日追記】
2月13日の夜、改めて完全水抜き、フレームロッドのヤスリがけ、そして新品油フィルターに交換し、新品の灯油を投入。
さあ、これで換気エラー地獄から脱出なるのか。ご期待ください。
しかし、これでもダメとなると「新品買え買え」圧力が高まりそうです。。
もしこれでもダメなら気化器とフレームロッドの新品をヤフオクで売っているのを見つけたので、挑戦してみたいと密かに考え中です。
参考にさせていただいた記事
自分のため、そして困っているあなたのためにリンクしておきます。大変お世話になりました。
特にこの「ダブルウィッシュボーン」さん。感謝しかないです。コメントもむちゃむちゃ勉強になります。
ファンヒーターのメンテ
その他の方々にも感謝です。
買ったもの・便利そうなもの
どの太さがフィットするかが分からん。。
これは買ってないけど細さが良さそう。すっぽ抜けには注意ですよ。
【2017年2月19日追記】
結局どうにもならずさらに対策したので続編書きました。以下からどうぞ!