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ダイニチ ファンヒーターの換気エラー対策 とりあえずいったん考察してみよう【2017年2月版】

注意

この記事は自分でファンヒーターを分解・修理した記録です。ファンヒーターの分解は火災の原因になる可能性のある非常に危険な作業なので、実施する場合はくれぐれも自己責任でお願いします。少しでも不安な場合は絶対に無理せずメーカー等に相談してください。

はじめての方へ

ファンヒーター修理のネタはこれまでたくさん書いています。これまでの流れが分かるように「まとめページ」も作成していますので、はじめての方はまずは「石油ファンヒーターのエラーの全記録」を見ていただくと、全体の流れが分かると思いますのでぜひ。

再びファンヒーターの換気エラーネタです。今シーズン、このネタ何回目だ?

1月16日に気化器を掃除し、これで完全復活かと思われた我がファンヒーター、ダイニチ「FW-477LX」。

しかしそううまいこといかず、換気エラーは続いております。

2月に入り換気エラーの頻発がひどくなり、止まってしまうことも多発。

ついに寿命なのか・・・ もう出来ることはないのか・・・

再度、WEBで情報を集めつつ、対策と原因を考えてみました。

我が家のFW-477LXの状況

換気は充分にも関わらず換気エラーが出る。ほっておくと、E13エラーで停止する。この症状の大半は朝。夜、20℃設定で安定している時は、ほとんど換気エラーは出ない。

これに対して行った対策は、フレームロッドの掃除、灯油の水抜き、気化器の分解掃除、というところです。しかし症状は収まらず。。

換気エラーの原因とこれから出来る対策は?

めちゃめちゃ参考になる記事を見つけました。超尊敬します。

ファンヒーターまとめネタ

この方の考察と自分の状況を考え、原因とこれからの対策を考えてみました。

フレームロッド対策

上で紹介したブログからの引用です。

なぜこの火炎検出器にシリコーンが付着するとまずいのかというとですが・・・、炎の中には実は電気が発生していて、この電流値を測っているのが火炎検出器。故に、ここの表面に絶縁物であるシリコーンが付着し焼付けされると絶縁皮膜ができた事になり正確な電流値を測れず、特に最初の冷えきった時は電気の流れも悪く電気が流れていないと判断される・・=炎が出ていない=ということは何かトラブルが起こっている=着火中止(安全回路)となるわけです。

ここに

「特に最初の冷えきった時は電気の流れも悪く電気が流れていないと判断される」

とあります。この状況、今の我が家はまさにこのとおり。

っていうことは、やはり一番番怪しいのはフレームロッドの汚れ蓄積ですね。シリコーンですね。

理屈は分かっているので、紙ヤスリで汚れを落としているのですが、なかなか完全には回復しない状況。

またヘアスプレーなどをファンヒーターの前ではやらないように女どもにいってはいるのですが・・・

んでは、何がダメなのか?

1 フレームロッドの汚れ落とし不足

これまで、フレームロッドを外さずに本体についたまま、紙やすりでこすって汚れを落としていました。それで回復していたのですが、また悪化する、の繰り返し。

という点から、汚れ落とし不足が疑われます。今度は紙ヤスリではなく金属ヤスリで徹底的に磨いてみることにしました。

100均で金属ヤスリを買ってきて、ガリガリけずりまくりました。作業は2017年2月5日。

ヤスリがけ前。

ヤスリがけ後。今回はネジを外してやってみました。微妙にキレイになっているのが分かってもらえるとうれしい。

2 シリコンがまだまだ入ってしまっている

ファンヒーターの前でのヘアスプレーには注意しろ、と伝えているものの、よくよく考えると、

ファンヒーターの前でトリートメントをした髪の毛にドライヤーをかける

柔軟剤たっぷりの洗濯物がファンヒーター周りにたくさんある

など、ファンヒーターにはよろしくない稼動環境であるような気がします。

実際、のぞき窓のガラスのようなものは白くなっていましたし。

あ、のぞき窓といえば、ダイニチのお客様相談室にメールしてたの忘れてた。返事きてないや。無視されたかな。。一般人には基本的に売らない部品なんでしょう。ダイニチの方にも悪いのでそのままにしておきます。

で、話を戻します。

ファンヒーターには良くない環境ではありますが、せまい家であり、完全にシリコン無しの環境にすることは難しい状況です。

うーん、ってことはフレームロッドの掃除の頻度をあげるしかないんでしょう、多分。

灯油の汚れや水の除去が足りない

またまた上のブログからの引用です。ホント参考になります。

灯油タンクの中というのは、比率でいえば満タン時は灯油が大きく空気は少ない。でも灯油を消費していくとどんどん空気の比率が増えていきますね。この空気は当然ですがその部屋の暖かい空気を吸い込んでいきます。時々ファンヒーターから「ゴボゴボ・・」という音が聞えますよね、減った灯油と入れ替えに空気がタンクに入っていく音が。
結露になる最大の原因は、この暖かい湿った空気です。別項でも書きますが、灯油を燃焼した暖かい空気というのは水分が非常に多いんですね。その湿った暖かい空気がタンク内に多く取りこまれる=つまり空タンに近くなり、気温が下がる朝方になるとタンクの中は当然結露が激しくなるわけです。
水は灯油より重たいですから、結露した水はどんどん底面に沈み、フィルター面に溜まってしまいます。そしてこのフィルターは水を通しにくい構造になっているので、まずはここでブロックされるのですが、それでも時間をかけて少量ずつ抜けていきます。ですので本体底も水が絶対にないとは言えないわけです。

なるほど・・・ なんか全て納得。実感としてタンクの灯油残量が少ない時ほど、エラーが多い気がしますし。

「なるべくタンクを空にしないこと」が対策になるようですが、これはなかなか実際には難しいところ。

となると、まずは、こまめにフィルターを掃除することですね。フィルターは水を通しにくいので、フィルター面を雑巾やティッシュでふき取るだけでも効果があるみたいです。

早速ふきまくりました。フィルター汚い。

それと、たまには全部の灯油を抜いて、本体底の部分からも完全に水を抜くべきですね。

定期的にこまめにやれればいいのでしょうが、エラーが出なくなるとすぐにサボってしまうのがダメなのかもです。

というわけで、フィルター掃除と「完全水抜き」も2月5日に実施しました。

灯油スポイトが劣化したのでビバホームで購入。

しまった。アマゾンの方がやすかった。。

掃除してドライヤーで乾燥させてみました。

換気エラーチェック表も作成。今2月7日の23時ですが、一度も換気エラーはでてないです。

ダイニチファンヒーター換気エラー対策とりあえずのまとめ

参考にさせていただいた方と同じになってしまいますが今後の対策。

シーズンで灯油は使い切る。灯油を入れたままファンヒーターを保管しない。

シーズン終了時にはフィルター掃除と本体底の完全水抜きを実施。

シリコンをなるべく使わない。避けられない場合はフレームロッドを定期的にチェックしてヤスリで掃除。

シーズン中は、灯油フィルター表面を定期的にふき取り掃除。

それでもおかしい場合は、気化器をバラして掃除。

で、いきたいと思います。

それでもダメなら・・・ついに買い替えかなあ。。そうならないように頑張ります。今現在で5年使用。まずはめざせ10年!

【2017年2月12日追記】

さらに続編書きました。

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